戒名は仏門に入った証として師匠から弟子に授けるもので、お釈迦様の弟子になって新しく生まれ変わったということで新しい名前を頂くのです。
現代の我が国での戒名は亡くなってから貰うものということが定着していますが、仏門に入って仏弟子になるには戒律を守ることが条件であり、戒律と言っても例えば不殺生戒、他人を殺すということは無いでしょうが、生き物を殺して食べたりすることは直接的ではないにしろ日常茶飯事なので、到底守れるものではありません。
そこで亡くなってから仏門に入って修行すれば良いということになるのですが、修行というものはすぐに悟れるというような簡単なものではありませんので、気が付いた時に始めないと遅いのです。
ですから生きている時に戒名を頂くのが正解で、戒名を頂くということは仏門に入るということで、戒律を守って毎日が修行なのです。
皆様が気軽に仏門に入って頂くきっかけになればと思います。