戒名は生きている時に貰うもの

戒名は生きている時に貰う

戒名は仏門に入った証として師匠から弟子に授けるもので、お釈迦様の弟子になって新しく生まれ変わったということで新しい名前を頂くのです。

現代の我が国での戒名は亡くなってから貰うものということが定着していますが、仏門に入って仏弟子になるには戒律を守ることが条件であり、戒律と言っても例えば不殺生戒、他人を殺すということは無いでしょうが、生き物を殺して食べたりすることは直接的ではないにしろ日常茶飯事なので、到底守れるものではありません。

そこで亡くなってから仏門に入って修行すれば良いということになるのですが、修行というものはすぐに悟れるというような簡単なものではありませんので、気が付いた時に始めないと遅いのです。

ですから生きている時に戒名を頂くのが正解で、戒名を頂くということは仏門に入るということで、戒律を守って毎日が修行なのです。

高野山真言宗やすらか庵では戒名授与いたします、戒名付き位牌も出来ます。

皆様が気軽に仏門に入って頂くきっかけになればと思います。

位牌は木でないといけない

位牌を作ろう

位牌は形からして古臭いと言いますか、陰気な感じがすると言われても仕方なく、最近ではクリスタルで出来た明るい感じの位牌などが流行りの様ですが、位牌はガラスではダメなことをご存知でしょうか。

神仏や先祖が天から降りて来る所の事を依り代といいますが、昔から木や石、山などの自然の中に降りて来るのであって、木の場合にはご神木、石の場合には磐座、山の場合には山がご神体として崇められているのです。

位牌はご先祖の霊が天から降りて来るための依り代であって、木で出来ているのは、自然の生成物の一部だからなのです。

形にしても台座の上に戒名板が乗っていて、亡き人の戒名や没年月日、俗名、享年などを彫り込むようになっていて、宗教用具としての機能を果たしているのです。

高野山真言宗やすらか庵では戒名付き位牌を3万円でお作りして開眼供養してお渡ししています。

また古い位牌のお焚き上げ供養も実施していますのでどうぞご利用くださいませ。