千羽鶴は病気で入院している人の病気が治ることを願って、
祈りながら折り鶴を1羽1羽折っていき、
千羽を糸で繋いで届けて差し上げるものです。
大切な人が病気と闘っている時に、何かお手伝いさせてもらいたい、
何かお役に立ちたいと思う気持ちは誰しもあるものですが、
あまり頻繁にお見舞いに行くのはかえってご迷惑になりますし、
意外と何もしてあげられないものなのです。
お医者様の懸命の処方と介護の方々および家族や友人などの
尽力の甲斐があって良くなったとしても、
万一天命として命尽きることがあったにしても、
千羽鶴も大きな力になってくれたことでしょうから、
感謝の気持ちを込めてお焚き上げ供養されることをおすすめいたします。
お焚き上げによって、千羽鶴に込められた願いを天に送り届ける、
あるいは天にお返しするのが最大の目的です。