墓じまいに於いてクレーン車はとても重要な役割を果たしています。
クレーンは重たい石をお墓から外してトラックの荷台に積み込んだり、重機や道具類などを墓じまいの現場で使うのに積み下ろしなどの作業で大活躍しているのです。
クレーンの基本的な動作は
- 巻き上げ、下げ
- 起きる、伏せる
- 伸びる、縮む
- 右旋回、左旋回
でトラックのエンジンを動力とした油圧のモーターとシリンダーで動くようになっていますが、荷の巻き上げ、下げを担う油圧モーターが動かなくなったので、外してみますと歯車が完全に摩耗してしまって空回りしていたのです。
モーターは回るのですが、歯車が空回りして動力が伝わらないので、全く動かないということになったのです。
メーカーに問い合わせしても部品が作られていなくて在庫も無いという何とも頼りない返事で、結局諦めて下さい、ということでした。
中古の部品も随分と探しましたが見つからず、困っていたところ、先日ようやく同じクレーンの外された物を見つけて購入し、必要なパーツを取り外しての心臓移植の手術は大成功。
うまく出来るという自信が全く無かったので、その間の様子の写真はありませんが、オイルまみれで格闘の感想は「二度と同じことはしたくありません」です。
しかしながらまた使えるようになったクレーンですが、買い替えの予算も無く、どうしようかと悩んでいた気持ちがスッキリと晴れて、肩の荷が降りました。