千羽鶴のお焚き上げ

お焚き上げ

千羽鶴は病気で入院している人の病気が治ることを願って、

祈りながら折り鶴を1羽1羽折っていき、

千羽を糸で繋いで届けて差し上げるものです。

大切な人が病気と闘っている時に、何かお手伝いさせてもらいたい、

何かお役に立ちたいと思う気持ちは誰しもあるものですが、

あまり頻繁にお見舞いに行くのはかえってご迷惑になりますし、

意外と何もしてあげられないものなのです。

お医者様の懸命の処方と介護の方々および家族や友人などの

尽力の甲斐があって良くなったとしても、

万一天命として命尽きることがあったにしても、

千羽鶴も大きな力になってくれたことでしょうから、

感謝の気持ちを込めてお焚き上げ供養されることをおすすめいたします。

お焚き上げによって、千羽鶴に込められた願いを天に送り届ける、

あるいは天にお返しするのが最大の目的です。

お焚き上げ供養

お焚き上げ

お焚き上げ供養とは、神仏像や仏壇、神棚、御札、御守、御軸などの

神仏の魂が籠ったもの、或いは亡くなった方の遺品や写真などの

気持ちの籠ったものの、魂や気持ちを抜いて天にお還しし、

更に護摩の火で浄化する供養法です。

高野山真言宗やすらか庵では今のところ年末にお焚き上げをしておりますが、

お焚き上げ品が増えて参りましたら、

年に数回行おうと思ってございます。